キーボード 英語配列と日本語配列を共存させるデバイス

周辺機器
スポンサーリンク

標準では英語配列と日本語配列の共存は出来ない。

自宅で英語配列のキーボードを使っている方はご存じかもしれませんが、Windowsは日本語配列と英語配列のキーボードを両方同時に使用することができないようになっています。具体的には「Windows の基本設定にてキーボードの配列を指定する事になりますが、日本語配列 or 英語配列 のどちらか1つ」しか指定できません。

ここで問題になるのは、

  • 日本語配列のキーボードがついたノートパソコンに、英語配列のキーボードを接続したい場合(逆のパターンも然りです)。
  • 用途によってキーボードを使い分けたい場合(普段は日本語配列のキーボードを使用しているが、ゲームは英語配列のキーボードを使用したい場合、等)

のように、1つのPCで2つ以上の言語が異なるキーボードを接続したい場合です。

考えられる対策

英語配列と日本語配列を共存させる方法としては、主に以下の方法が考えられます。

キー配列を変更するソフトウェアを使用する。

まず1つ目に、キー配列を変更するソフトウェアを使用する方法があります。有名どころとして、例えば以下の2つがあてはまります。

  • AutoHotokey (常駐ソフト)
  • alt-ime-ahk (常駐ソフト)

ただ上記のソフトウェアについても完璧ではなく、例えば以下のような問題もあります。

  • 自宅の個人所有PCならば問題ないが、会社のパソコンでは、セキュリティ上の理由から会社が許可したソフトウェア以外の使用を禁止されていることが多い。
  • alt-ime-ahk は比較的簡単で、また日本語/英語の切り替えについては対応できますが、キーマッピングが異なるという部分については対応できず完璧ではない。また AutoHotokey は非常に高機能ですが、設定が少々難解で難しい、といった難点あり。
  • 操作するキーボードを変える度(例えば自宅で外付けのUS配列キーボード使用しており、外出する際にはノートパソコンのJIS配列キーボードを使用する)に、配列変更ソフトウェアの有効無効を切り替えなくてはならない手間がある。

レジストリを変更する

レジストリを変更するといった方法も過去にはあったそうですが、Windows 10 ver1809 以降は無効化された(?)ようで、いまでは使用不可になっている模様です。

また既に使用できない方法なので詳細は省きますが、慣れれば問題ないのですが、レジストリの変更は少々危険で、ハードルが高いものがあります。

またそのほかにも、会社のPCでレジストリを弄ることは避けたほうがよいでしょう。

US配列とJIS配列を共存させるデバイスを使用する

最後にソフトウェアやレジストリを使用しない方法として、英語配列(US配列)と日本語配列(JIS配列)を変換できるデバイスを使用する、という方法があります。

こちらの方法ならば会社のPCでも使用できますし、おすすめできます。難点としては、このようなデバイスは需要がないのか入手性が悪かったり、もしくは設定が難しかったりする点がありますので、パソコンに詳しくないと厳しい可能性はあります。

英語配列と日本語配列を共存させるデバイス

USB2BT PLUS

こちらのページで紹介している USB2BT PLUS は本来「USB接続のキーボードやマウスを無線化(Bluetooth化)する」デバイスですが、「キー置換」という機能を使用する事で、「Windowsの設定を日本語キーボードにした状態で、US配列のキーボードで問題なく入力する」ことが可能です。

私自身はこちらのデバイスを所有しておりますが、英語配列(外付けキーボード)と日本語配列(ノートパソコン)をトラブルなく共存使用できています。

なお本来はUSB接続のキーボードやマウスを無線化(Bluetooth化)するデバイスですが、有線接続でも使用可能なので、無線接続が嫌いな方にもおすすめできます。

問題点としては「キー置換」の設定が難解なことでしょうか。本来はUSB接続の機器を無線化することがメインのソフトウェアであり、初期設定が少々難しいかもしれません。特に今回使用したい「キー置換」については設定に使用する設定ファイルを自分で作成する必要があり、それなりにハードルが高いと思われます。

一応ですが、こちらの設定方法についても紹介していますので、良ければ確認お願いします。

かえうち2

「うぇぶしま」さんが開発/販売されている「かえうち2」とデバイスなら、英語配列と日本語配列を共存させる事が出来るようです。

サイト名:うぇぶしま 様
URL :https://kaeuchi.jp/kaeuchi2

正直に書きますが、私自身は「かえうち2」を持っていないので、使い勝手は確認できていません。しかし機能説明や仕組みをみると、これなら確かに英語配列と日本語配列を共存させれそうです。

またフォーラムをみると同じ悩みの方がいて、後からではありますが、うぇぶしまさんによって英語配列/日本語配列の変換用プロファイル(設定ファイル)が後から追加されているもようです。

かえうち はUSBキーボードとシステム(PC/タブレット/スマートフォン)の間に接続します。ユーザーのキー入力を一旦 かえうち が受け取り、事前に設定したキー配列に従って一般的なキー配列(QWERTYローマ字入力)に変換し、変換後のキー入力をシステムに伝えます。変換は一瞬*1で行われます。

ユーザーは「いつものキー配列」が使える一方で、システムは普通の[QWERTYローマ字入力]または[JISかな入力]を受け取ります。USキーボードとJISキーボードの記号位置の違いも かえうち が吸収します。iOSやゲーム機など「普通のキー配列」しか受け付けないシステムでも、「いつものキー配列」が使えるようになります。

https://kaeuchi.jp/summary/

おすすめは

それぞれのデバイスの特徴をまとめると以下の通りになります。

USB2BT PLUS

  • Amazon や 楽天 等の、大手の通販サイトで購入することが可能。
  • 比較的安価(Amazon価格6,900円 [2021.04.04時点])である。
  • USB接続のキーボードやマウスを無線化することが可能(有線接続でも使用可能です)。
  • 「キー置換」を使用するための設定が難解。

かえうち2

  • その名の通りかえうち(=キー入力の変換)に特化したデバイスであり、公式サイトを見る限りでは、設定は比較的簡単と思われる。(こちらは所有していないため、憶測です。)
  • 高価(公式通販サイト価格14,500円 [2021.04.04時点])である。
  • Amazon や 楽天 等の、大手の通販サイトで購入することが不可能で入手性に難あり(個人の公式サイトから購入する必要あり)。

まとめ

パソコンの設定が得意であることが必須事項になりますが、価格を重要視される方や、無線化もしたい方には、USB2BT PLUS お勧めしたいです。

ただしパソコンの設定が不得意な方には、価格は多少高くともかえうち2をおススメいたします。またコンパクトなデバイスやシンプルなデバイスが欲しい方にも、かえうち2おすすめします。

とはいえ、USB2BT PLUS と かえうち2 の価格差が多き過ぎるため、一概には難しいのですが、、、

所感

私は自宅に英語配列と日本語配列のキーボードの両方あり、それぞれキャラクターの違ったキーボードなので用途に合わせて使いたいと思っていましたが、異なる言語方式のキーボードの共存は敷居が高いこともあり、長年困っておりました。

しかしながら今回思い切って USB2BT PLUS を導入したことにより、長年の夢がかないました! USB2BT PLUS、ほんとに導入してよかったです、、、

コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました