オムロン製 UPS (無停電装置) BY50FW バッテリー交換

周辺機器
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はじめに

私はパソコンやNASを守るためにオムロンのUPS BY500FW を使っているのですが、急にビープ音が鳴り響きました。原因を確認すると、どうやらバッテリーの寿命が来てしまったようです。

幸いオムロンのBY50FWは自分でバッテリー交換ができるタイプであるため、今回始めて交換してみることにしました。

交換作業

バッテリー購入

まずは交換用バッテリーを購入する必要があります。オムロンの公式サイトで適合するバッテリーを確認すると、「BY50FW」には「BXB50F」を使う必要があることがわかります。

ユーザ交換可能無停電電源装置(UPS)バッテリ|製品情報|OMRON 無停電電源装置(UPS)

この交換用バッテリーBXB50Fは、Amazonや楽天で普通に購入することができます。価格は「メーカー希望小売価¥11,440」で、実売は10,000円を切るくらいです。

開封

早速ですが、購入した交換バッテリーの箱を開けてみます。中はしっかりと梱包されていて、輸送中の衝撃にもちゃんと耐えられるそうになっています。

中に入っているのはバッテリーと、「UPSリプレイスサービス(使用済みバッテリー回収)用紙/説明書/個人情報取り扱い」の3枚の書類です。特出すべきは「UPSリプレイスサービス」で、オムロンは素晴らしいですね!

UPSに使用されているバッテリーは「鉛蓄電池」であり、これは通常の市町村ではゴミの回収を行ってくれないような、非常に処分に困る代物です。ケータイ等で多用されているリチウムイオン電池であれば家電量販店で回収してくれますが、「鉛蓄電池」はそうはいきません。送料は元払いにはなってしまいますが、処理自体は無料であるため、このサービスはとても素晴らしいものと感じます。

交換作業

何はともあれ、交換作業を開始します。交換前のUPSは写真の通り、「バッテリ交換ランプ」が赤く点灯している状態です。このままでは使いづづけるのは危険なため、早速ですが交換してみます。

まずは電源を落としてコードを抜き、「状態表示」の横にあるネジをドライバーで抜きます。

本体の中にはバッテリーが入っており、中に本体側から伸びたコードとバッテリーから伸びたコードが接続されている状態がわかります。これらを右側の写真のように外します。

バッテリーの上には金属の板(カバー)がかかっているため、上に引っこ抜くような感じで持ち上げ外します。なお右の写真に見える白いものは、バッテリー引っ張り出すための紙で、これをもってバッテリーを引っこ抜きます。

バッテリーを引っこ抜きました。なおバッテリーは重いので、横に置いてから抜いたほうが良いと思います。(まあ、縦のまま抜こうとする人はいないと思いますが、、、)

これは参考までですが、左が今回購入したバッテリー。右が以前から使っていたバッテリーです。色が全く違いますが、どうやら同じ(?)もののようです。途中でモデルチェンジがあったのでしょうか?

これは注意点ですが、バッテリーのフィルムを外してはいけないようです。黄色背景に赤文字で、でかでかと剝がさないように注意が記載されています。

ここからは、バッテリを外した時と逆の手順で戻していきます。まずは新しいバッテリーを差し込みます。

金属カバーを戻します。

外れている電源コネクタを繋ぎなおします。なおこのケーブルですが、かなり太くて硬いうえ、短いので取り回しが良くないです。電源ケーブルにはあまり負荷を掛けないようにするのが定石ですが、致し方ないので気合で曲げて繋ぎましょう。交換する前(メーカーでセットされた状態)でもかなり無理やり押し込まれている感じだったので、まあ大丈夫でしょう。

前面のカバー(蓋)をもとに戻します。カバーは左側に爪があるので、初めに左側の爪を引っかけるようにしてから右側も元に戻します。その上で右側のネジを元通り占めれば完了です!

起動

交換作業が完了したら、電源をつなぎなおして早速起動です。電源ボタンを押す前は状態表示に「- -」とう表示されていますが、電源ボタンを押すと右側のように「ON」と表示されました。

バッテリー廃棄

交換し終わったバッテリーは「UPSリプレイスサービス」でオムロンで回収してもらうとよいでしょう。今回購入したバッテリーが入っていた箱に入れて、必要事項を書いてオムロンに送れば良いだけなので簡単です。

あとがき

今回初めて UPS (無停電装置) のバッテリーを交換してみましたが、非常に簡単で、ブログ用の撮影とかなければ15分かからず交換できそうでした。

Amazon 等でUPS (無停電装置)をみると色々ありますが、安価なものではバッテリー交換ができないタイプのものも多く、そのような製品はバッテリーが切れたら本体ごと交換するしかありません。初期費用が多少高くともバッテリー交換可能な製品を選ぶことで、長期的には高品質なUPSを長く使えることができるのでおすすめです!

また交換可能なUPSを所持している人は、バッテリー寿命がきたら面倒がらずに、交換してみると幸せになれるような気がしました!

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