USB2BT PLUS 「キー置換」機能の設定

はじめに
設定
所感

はじめに

今回は以下のページの続きとなりますので、もしよろしければ下記の記事を先に確認お願いします。

USB2BT (ADU2B02P)

USB to Bluetooth 変換アダプタ

Amazonでチェック

楽天でチェック

USB2BT PLUS は本来「USB接続のキーボードやマウスを無線化（Bluetooth化）する」デバイスですが、「キー置換」という機能を使用する事で、「Windowsの設定を日本語キーボードにした状態で、US配列のキーボードで問題なく入力する」ことが可能です！

普通はあまり必要のない機能ですが、この機能があると、「日本語配列のキーボードがついたノートパソコンに、英語配列のキーボードを接続したい場合」のように、１つのＰＣで２つ以上の言語が異なるキーボードを接続したい場合に非常に有効です。

ということで、早速ですがキー置換機能を使用して、US配列のキーボードをWindows の設定で日本語キーボードを使用する」ことになっている状態でも正常に使用できるようにしてみます！

設定

今回のポイント

設定に移る前に、今回のポイントを記載します。まず大事なことは「Windows の設定で日本語キーボードを使用する」ことになっていることが大事です。

今回の設定ではUSB2BTでキー置換（つまりUSキーボードで入力したが誤った状態になっている値を、Windowsに届くまでにUS配列に変換する）しますので、もしこの時点で「US配列のキーボードを使用する事になっている」と、二重で変換されておかしな事になってしまいます。

Windows のキーボード設定

まずはキーボード設定が「日本語」になっているか、チェックします。すでにUS配列のキーボードを使用されていたりで自身で設定を変えていない限りは日本語キーボード設定になっているはずなので、変わってないと自信のある方は飛ばして「キー置換設定ファイル作成」に進んでも大丈夫です。

まずはシステム設定画面を開き、「時刻と言語」を選択します。

「言語」を選択します。

「日本語」を選択します。

日本語のところに「オプション」が表示されますので、これをクリックします。

「レイアウトを変更する」を選択します。

この画面で「日本語キーボード～」になっていたら大丈夫です。キャンセルで戻ってください。

そのほかの場合には、「日本語キーボード～」に直して「今すぐ再起動」を選択してください。キーボード設定はここで変更してもすぐには変わらず、再起動しないと反映されません。

キー置換設定ファイル作成

次に「キー置換設定ファイル」を作成します。設定ファイルの構文は USB2BTの作者の様のサイトに記載がありますので、これをベースに作成してみます。

設定ファイルの書き方は少々難しいので、分からない方は以下の設定をまるコピでも大丈夫です。具体的には以下のコードをコピーしてテキストファイル（拡張子 .txt ）で保存し、その後、拡張子を .csv に変更します。ファイル名は何でも大丈夫ですが、分かりやすいように「US2JIS.csv」とかにしたほうが良いです。

// US to JIS rev1 (Windowsのキーボード設定をJISのままで、USキーボードを接続する場合の設定),,,,,
version,1,,,,// 常に1
device_bitmap,7,,,,// (7)全デバイス/(1)device1のみ/(2)device2のみ/(4)device3のみ
ctrl_capslock,0,,,,// (1)CTRL/CAPSLOCK入れ替え
//,入力シフト,キーコード,出力シフト,キーコード,
convert[0],0x00,0x35,0x02,0x2f, // `
convert[1],0x02,0x35,0x02,0x2e, // ~
convert[2],0x02,0x1f,0x00,0x2f, // @
convert[3],0x02,0x23,0x00,0x2e, // ^
convert[4],0x02,0x24,0x02,0x23, // &
convert[5],0x02,0x25,0x02,0x34, // *
convert[6],0x02,0x26,0x02,0x25, // (
convert[7],0x02,0x27,0x02,0x26, // )
convert[8],0x02,0x2d,0x02,0x87, // _
convert[9],0x00,0x2e,0x02,0x2d, // =
convert[10],0x02,0x2e,0x02,0x33, // +
convert[11],0x00,0x89,0x00,0x00, // non
convert[12],0x00,0x2f,0x00,0x30, // [
convert[13],0x02,0x2f,0x02,0x30, // {
convert[14],0x00,0x30,0x00,0x32, // ]
convert[15],0x02,0x30,0x02,0x32, // }
convert[16],0x00,0x32,0x00,0x00, // non
convert[17],0x02,0x33,0x00,0x34, // :
convert[18],0x00,0x34,0x02,0x24, // `
convert[19],0x02,0x34,0x02,0x1f, // "
convert[20],0x00,0x31,0x00,0x87, // \
convert[21],0x02,0x31,0x02,0x89, // |
convert[22],0x00,0x87,0x00,0x00, // non
convert[23],0x02,0x87,0x00,0x00, // non
convert[24],0x00,0x8b,0x00,0x00, // non
convert[25],0x00,0x8a,0x00,0x00, // non
convert[26],0x00,0x88,0x00,0x00, // non
convert[27],0x00,0x8b,0x00,0x00, // non
convert[28],0x00,0x8b,0x00,0x00, // non
convert[29],,,,,
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USB2BT Plus に設定ファイル取り込み

先ほど作成したキー置換設定ファイルを、USB2BT Plusに取り込みます。

まずは何あれ USB2BT Plus の管理ソフトウェアを立ち上げます。なおファイル名の後ろにある番号はソフトウェアのレビジョンで変わりますので、適宜読み替えてください。

「設定・アップデート」のタブを選択し、「setup」を選択します。

先ほど作成した「キー置換ファイル」を選択します。

「Replace Key」のところに先ほどのファイルの名前が表示されたら成功です。

動作確認

最後に動作チェックします。US配列／JIS配列で入力される文字が変わってくるキー（例えば @ 等）を打鍵して、キーボードの印字の通り正常に入力されていれば成功です！

所感

設定ファイル作成するのが結構大変でしたが、正常に動くようになったので満足です！

これでいつも好きなキーボードが使用できる・・・！