Google AdSense:税務情報の追加(シンガポール)

WordPress
スポンサーリンク

はじめに

メールをみていたら、「お支払いを受け取るために情報を更新する必要がある」とのメールが届きました。Google AdSense のアカウントを確認してみると、どうやら税務情報関係の認証が終わっていないようです。

早速ですが必要事項を登録していきます。

事前準備(「税務ステータス」に関する書類)

「税務ステータスに関する書類」とは

今回、Google社に対する申請の途中で、「税務ステータス」に関する書類のアップロードが必要になります。

「税務ステータスに関する書類って何?」となると思いますが、一番有効な書類は「居住証明書」になります。これはお住まいのある地域を所管する「税務所」に申請所を出す事で、入手可能な書類です。

「居住証明書」の入手方法

居住者証明書の請求に必要な申請書類は「国税省」の公式Webサイトから事前に入手できます。

No.9210 居住者証明書の請求|国税庁

こちらのWebサイト中段にある「居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)入力用」をダウンロードし必要事項を記載の上で、「所轄の税務署に居住者証明書の交付請求書を郵送、または税務署に出向き窓口で提出する」ことで、入手可能です。

昔は「運転免許書やマイナンバーカードで大丈夫だった」という話しもあるようですが、ネット情報では、現在は「居住証明書」のみ有効という話を小耳にはさみます。まずは運転免許書でトライしてみても良いでしょうが、恐らくエラーではじかれて「居住証明書」が必要になると思いますので、ここは思い切って「居住証明書」を取得してからの方がよいと思われます。

税務情報の追加

税務情報の追加の選択

「Google AdSense」のURLにアクセスします。

Google AdSense - ウェブサイトを収益化
Google AdSense を使用してウェブサイトを収益化しましょう。広告のサイズは自動的に最適化され、表示とクリックが促進されます。
Google AdSense で税務情報の追加(シンガポール)

赤表示で「要ご対応:AdSenseお支払いアカウントをご確認ください」とある事が確認できました。こここで「[お支払い]に移動」を選択。

Google AdSense で税務情報の追加(シンガポール)

「お支払いに送れる事なく・・・」の欄に存在している「税務情報の追加」を選択

Google AdSense で税務情報の追加(シンガポール)

「税務情報の追加」を選択

Google AdSense で税務情報の追加(シンガポール)

「フォームを開始する」を選択

「フォームを開始する」を選択。

必要事項の入力

企業情報

Google AdSense で税務情報の追加(シンガポール)

上記画像の緑下線部の通り選択してください。基本的には下記画像の通りで大丈夫です。もし詳しく知りたいという方は、各項目の補足を下記しておりますので、ご参考ください。

シンガポールに恒久的施設を所有していますか?

恒久的施設とは、オフィスや倉庫などの物理的な場所、または事業のために継続的に行われているサービスを指します。恒久的施設があるかどうかについては、税理士にご相談ください。

シンガポールに設備を所有している方は、日本の個人では極少数派だと認識しています。したがって通常は「いいえ」になります。

海外ベンダー登録制度に基づいて、シンガポールの物品サービス税(GST)に登録されていますか?

海外ベンダー登録(OVR)制度により、シンガポール国外のサプライヤーは、シンガポールの顧客へのデジタル サービスの販売について、GST の登録、請求、説明を行う必要があります。

「シンガポールGST」とは、日本でいところの消費税や、EUでいうところの付加価値税 (VAT)にあたるものになります。個人Blogの場合はデジタル サービスを売っているわけではないので「いいえ」でよいでしょう。

一意の事業体番号(省略可)

UEN は、シンガポールの法人の標準的な識別番号です。

日本でBlogを書いている個人ブロガーは「シンガポールの法人」ではありませんね。単なる日本の個人なので、シンガポールの法人の識別番号は持ていません。なので「いいえ」で大丈夫です。

なお海外ベンダー登録制度に基づいて、シンガピールの物品サービス税(GST)に登録されていますか?」が「いいえ」の場合には、「一意の事業体番号(省略可)」の分は「省略(無記載)」で問題ありません。

免税対象の選択

Google AdSense で税務情報の追加(シンガポール)

当然「はい」を選択します。今回は広告報酬の免税を受けるために態々手間をかけているんですから、ここは「はい」一択です。

免税対象となっていますか?

お客様の税務上の居住国がシンガポールと租税条約を締結している場合は、より低い源泉徴収率が税金に適用されることがあります。これが適用されるかどうかについては、税理士にご相談ください。

シンガポールと日本は「租税条約」を結んでいます。この協定があるから、Google AdSense からの報酬で免税が受けられるようになっています。

税法上の居住地

上記画像の緑下線部の通り選択してください。基本的には下記画像の通りで大丈夫です。

そして最後に「送信」を選択。

税法上の居住国/地域を選択

ビジネスまたは個人の税務上の居住国 / 地域は、税金の支払いについて責任を負う場所を指します。お客様の状況については、税理士にご相談いただくか、税務上の居住国 / 地域の条件をご確認ください。

日本に住んでいる個人の方は、当然、日本に各種税金に納めていますよね。ですからこれは「日本」にします。

居住者証明

書類に記載された情報が Google お支払いプロファイルの情報と正確に一致していることを確認してください。

「税務ステータスに関する書類」をアップロードします。「税務ステータスに関する書類」で一番有効な書類は「居住証明書」になります。詳しくは「事前準備」の項目を確認ください。

なお「書類に記載された情報が Google お支払いプロファイルの情報と正確に一致」している必要があります。これは「Google AdSense のアカウント解説時に登録した個人情報」と「アップロードする書類」の「住所欄や名前」が完全に一致している必要がある、という事です。

もし引越しや結婚で住所や名前に変更が生じ、Google AdSense の登録と書類内容がズレている場合は申請が通りませんので、最新のデータに統一してから申請を行ってください。

必要情報の記載後

Google AdSense で税務情報の追加(シンガポール)

すべての入力が終わると、税務情報のステータスが「審議中」に変わります。これが「承認済み」となるまで、気長に待ちます。

Google AdSense で税務情報の追加(シンガポール)

「承認済み」に変わりました。お疲れさまでした!

所感

今回意外と大変だったのが、シンガポールの税務関係の文言が多く出た事です。初めて聞く単語も多く、項目を選ぶのに難儀しました。ただし各項目の意味が分かっていれば直ぐに選択できますので、そこは何とかなりました。

今回の件で一番大変だったのは「税務ステータス」を示す「居住証明書」の入手でした。これは所管の税務署に申請書を郵送するか、窓口まで出向いて発行申請を行う必要があります。税務署は平日しか営業してませんから。

今回若干手間取りましたが、何とかなりましたので、まずは安心です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました