はじめに
最近 Radeon から新しい GPU RX6800, RX6800XT, RX6900 が発売されましたね! この GPU は大人気でずっと購入できていかなったのですが、やっと購入できましたので、喜び勇んで早速試してみたいと思います!
ちなみに今回の玄人志向の GPU は、実は PowerColor 製の、OEM 商品になっています。PowerColor といえば GPU 界隈では結構な有名どころだと思いますので、安心して購入できるのではないかと!
なおこのグラボですが、ハイエンド品だけ重量は重量級です。マザーボードやグラボへの負荷を下げるためにも、グラボスタンドを使うことをおすすめします。
開封~外観チェック
開封
今回購入できたのは玄人志向のGPUですが、パッケージは玄人志向らしく、非常にシンプルなものになっています。なおちょっと気になったのは、玄人志向のパッケージによくあらわれるグラサンの男のイラストがないことですね~。もしかしたら人気ない?
折角なので、いままで使用していた Radeon RX570 の箱と比べてみます。さすがハイエンド商品だけあって、箱がかなり大きいです。個人的には箱は取っておきたい派なので小さめのありがたいのですが、グラボ自体が大きいので仕方ないところもあります。
パッケージを開けると、中には「GPU本体、解説書、手順書」の3つしか入っていません。つまり、ドライバー等のソフトウェアも自分でAMD公式サイトからダウンロードする必要があります。
玄人志向は必要最小限のサポートしかない代わりに、安価であることをウリにしていますので、まあこんなものでしょう。むしろ、いままで GPU の説明書なんか読んだことありませんし、ドライバーも最新のものを自分で落とした方がよいので、この潔さは寧ろ良いことだと考えます。
外観
外観はすごくシンプルなスクエアのケースになっており、三連ファンが搭載されています。非常にシンプルな外観で、なかなかにかっこ良いです。
背景は若干の遊び心があるデザインとなっておりますが、それでもシンプルで良い塩梅です。
側面ですが、なんと 「 PowerColor 」のロゴがそのまま入ってます(笑。このグラボは PowerColor からの OEM 供給なわけですが、ロゴがそのまま入っているのにはちょっと驚きです。で、その右側には 「RADEON」と記載されてます。
ファンは3スロット占有ですが、実質2.5スロット分の厚みです。GPU自体の冷却効率は3スロットをしっかり使ったモデルの方がよいでしょうが、0.5スロット分の厚みにより他のカードと隙間を開けることができるため、隣接するスロットにカードを増設する場合にはむしろメリットだと思われます。
なお、ブラケットについている赤いボタンは、「自動オーバークロックボタン」になります。これを押すと、安全な範囲で自動でオーバークロック」がなされるようです。
斜めからみた写真です。カッコいい!!
自分が使用しているPCケースに設置してみました。いい感じです!
ベンチマーク (3DMark Time Spy)
新しい GPU を買ってまず行うことといえば、そうです、ベンチマークでしょう。とりあえず最もポピュラーなベンチマークソフトである 3DMark (Time Spy) を実行してみます。
なお一枚目の画像にある通り、こちらの環境はフルHDよりも少し大きい WQHD (2560 x 1440) であることに注意してください。ちなみに、 CPU は Ryzen 3600、メモリは DDR4 32GB を使用しています。
まず Time Spy の結果は「非常に良好」です。当然といえば当然ですが、やっぱりうれしいですね!
グラフィクスのテスト1で 97FPS, テスト2で83FPS 出ていることを考えると、十分でしょう。
あと 3DMark には「有名どころのゲームがどのくらい快適にプレイできるのか?」を教えてくれる機能がついていますので、こちらも張っておきます。
これをみると、Apex Legends では1440p ウルトラ設定で 140FPS以上、Fortnite 1440p ウルトラ設定で130FPS以上と、もう充分すぎるレートが出ています。
これならフルHDで144Khzモニターを使い切ることができそうですし、また4K解像度でも実用十分な速度は出そうです。十分すぎます!
あと最後に、ベンチマークの詳細をおいておきます。気になる方はぜひ。
まとめ
良い点
- まず RADEON RX6800 を搭載しておりスペックが非常に高い点です。Apex や Fortnite といった人気の FPS タイトルが、最高画質でも非常に快適に遊ぶことができます。
- (ここばかりは好みですが)外観が非常にシンプルでカッコいい点です。ほかのメーカーだと、ハイエンドらしく各社特色ある外観なのですが、如何せん、やりすぎてる感があります。光ったり、無駄にゴツゴツしていたりと、、、 その点 RD-RX6800-E16GB/TP だと、良い意味で外観がシンプルで、非常にカッコいいです!
- (これも好みですが)PowerColor のロゴが入っており、カッコいいです。PowerColor といえば AMD GPU のカードメーカーではかなりメジャーな部類であり、玄人志向からの発売とはいえ、そのメーカーのロゴが入ったカッコいいカードがお安く購入できます。
- RADEON RX6800 搭載GPUにしては、非常に安価な価格設定です。2021/02/11 現在、ほかのメーカーのオリジナルファン搭載モデルだと 10万円近い場合もあり、その点 玄人志向のこのモデルはなかなか安価な価格設定になっています。
- 自動オーバークロックボタンがあり、簡単に、安全な範囲でオーバークロックが試せます。必要な時だけオーバークロックしたりと、使い道が広がりそうですね。
いまいちな点
- 最大負荷時のファンの音が大きいく、ヘッドフォン前提なら問題はなさそうですが、スピーカーならちょっと気になるかもしれません。これ以上の静穏性を求めるかたは、もっと高価な価格帯の製品を購入する必要がありそうです。
- 2021/02/11 現在、どの RADEON RX6800, RX6800XT にも言えることですが、非常に入手性が悪いです。これはそのうち改善されてくるとは思いますが、価格もおちてこず、購入すること自体がなかなか難しいです。
どちらともいえない点
- 冷却システムは3スロット占有であるが、 その厚みは2.5 スロット相当である点です。GPU自体の冷却効率は3スロットをしっかり使ったモデルの方がよいでしょうが、0.5スロット分の厚みにより他のカードと隙間を開けることができるため、隣接するスロットにカードを増設する場合にはむしろメリットかもしれません。
- 玄人志向ブランドなので、初心者にはおすすめできないかもしれません。玄人志向は必要最小限のサポートしかない代わりに、安価であることをウリにしているメーカーなので、トラブルに陥ると困ったことになるかもしれません。中級者以上には、安価に高品質な製品を手に入れられるので、おすすめかと考えます!
所管
こんな高価な GPU を購入したのは初めてでしたが、結果的には非常にいい買い物になりました!いろんなゲームして使い倒します!
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