Logicool G603 レビュー (ワイヤレス ゲーミングマウス)

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はじめに

Logicool G603 パッケージ

いままで Logicool の Gaming Mouse G500 を使っていたんですが、最近マウスホイールの調子が悪くなってきました。発売日を調べてみると 2009年9月だったので、そりゃ壊れもするわと思った次第です。

私はゲームはあまりしないものの、パソコンは毎日使っているヘビーユーザーにもかかわらず10年使えたというのは、素晴らしい耐久性だったんじゃないかと思ってます。

で、次は何を使うのか迷いに迷ったんですが、前期種で Logicool 好きになったので、今回は Logicool G603 を買ってみました! そこで G603 のレビューをしてみたいと思います!

レビュー

製品概要

パッケージ背面

Logicool G603 パッケージ
Logicool G603 スペック

接続方式

G603 はゲームでも対応できる高速接続が可能な、ワイヤレスのゲーミングマウスになっています。接続は無線方式のみで、以下の2つのワイヤレス方式から選ぶことができます。

  1. Light Speed 無線方式(ゲームでも対応できる高速接続可能な Logicool 独自規格。本体付属のUSB無線機を使用)
  2. Bluetooth 無線方式(Bluetooth 対応のパソコンなら、本体付属のUSB無線機無しでも使用可能。

なお無線マウスは有線と無線を両用できるタイプのものもありますが、G603 は有線接続はできないタイプになっています。

駆動は単三電池タイプ

無線マウスの電源には、バッテリーを用いるタイプと単三電池を使用するタイプがありますが、これは単三電池を用いるタイプです。

一般的にはバッテリータイプのほうが好まれることが多いものの、ここら辺は好みでしょう。バッテリータイプは電池交換がなく便利ですが、定期的に充電をしないといけません。引き換え、電池タイプならサクッと交換するだけです。

ランニングコストも、エネループ等を使用するなら乾電池タイプならほとんどかかりません。

開封

Logicool G603 内容物

早速ですが開封してみます!中に入っていたのは、「本体/USB無線受信機/USB延長ケーブル/乾電池/マニュアル等の冊子/ロジクールのシール」でした。

Logicool のマニュアルは極限まで文字が省かれていて、殆どイラストでの説明になっています。イラストで分かりやすいというべきか、わかりにくいというべきか、判断に困るところです。個人的には、必要な情報まで省かれているように感じ、わかりにくいと感じてしまいますが、、、

セットアップ

何はともあれ、まずは電池を入れるためにマウスを開けてみます!

Logicool G603 内部

マウス本体とカバーはマグネットで固定されているだけなので、少し力を入れるだけで簡単に外すことができるようになっています。ただ弱すぎて使っている最中に外れるような強度ではなく、非常によい塩梅の固定力になっています。

Logicool G603 内部

電池は2ついれる場所がありますが、どちらか片方のみに入れることも可能です(上記写真は1本のみ入れた例)。

電池はそれなりに重たいため、2本とも入れるとそれなりの重量感が出てしまいます。1本のみだと駆動可能時間は当然減りますが、、、

Logicool G603 内部
Logicool G603 内部

なお、マウス内部の下部には窪みが設けられ、こちらにUSB無線受信機が格納できるようになっています。USB受信機は非常にコンパクトでよいのですが、コンパクト過ぎて、落とすと紛失してしまう恐れがあります。ですので、この機能は非常にナイスです!

Bluetooth で接続したり、持ち運んだりする際等々、無線機を使わないタイミングが生じる場合がありますので、、、、

本体外観

Logicool G603 背面

背面には2つのスイッチがついます。ボタンのほうは、無線方式を切り替えるようです。ロジクール独自の高速接続方式である Light Speed(要専用USB無線受信機) と Bluetooth を切り替えることができます。

スライドのほうは「電源の ON OFF/Lo(低速)モード/HI(高速)モード」の切り替えです。モードは低速と高速の2つで、これは、センサーのスキャン頻度(パソコンとの通信頻度?)を変えるためのものです。

HI(高速)モードは遅延が少なく、ゲーム当で一瞬の遅延も許されないような場合で非常に有効ですが、一方で電池消費は早くなります。一方Lo(低速)モードは、省電力重視のモードです。

通常はLo(低速)モードにしておき、ゲームをするときのみHI(高速)モードに切り替える、といった方法が良いのでは、と思われます。

なお「Lo(低速)モード/HI(高速)モード」の両方を使ってみましたが、Lo(低速)モードでも十分にはやくい、といいますか私では遅延を感じることすらできませんでした。HI(高速)モードなんて、私には宝の持ち腐れかもしれないです(笑

Logicool G603 サイド

サイドには大きい2つのボタンがついており、標準ではそれぞれ「戻る/進む」が割り当てられています。このボタンを押すだけで、Webブラウザで戻ったりできるので、非常に便利です。

マウスによっては小さいサイドボタンが沢山ついているモデルもありますが、個人的には大きいボタンが少なめなタイプのほうが使いやすと感じています。小さいボタンは総じて押しづらく、咄嗟の時に政策に素早く推すことができないことが多いです。比較して、大きいボタンが少なめなタイプは、確実に素早く操作することができます。

Logicool G603 延長ケーブル
Logicool G603 延長ケーブル

G603にはUSB延長ケーブルが付属しており、受信機をすぐ近くに配置することによって、反応性と安定性を上げることができるようになっています。

パソコンとマウスの場所が離れている際に、USB無線受信機を可能な限りマウスに近づけられるように出来る配慮です。ゲームでは一瞬の遅延も許されないことが考えられた、ゲーミングマウスらしい機能ですね!

正直使わなくても十分すぎるくらい高速ですが、パソコンとマウスが遠い方はつかってみてもいいかもしれません。

参考までの比較(G603 と G500)

Logicool G603 G500 比較
Logicool G603 G500 比較

あくまで参考ですが、以前まで使用していたマウスと比較してみます。左が G603、右がG500です。こうして並べて比較してみると、同じ Logicool のゲーミングマウスでも形が結構ちがいますね!

G500 は親指にあたる部分の下側が末広がりになっているのに対して、 G603 は下側が萎んで狭くなっていっています。それに G603 のほうが良くも悪くもフラットな形状で、癖がない形になっています。

総評

良い点

無線接続

何はともあれ、無線方式は偉大です。ケーブルがないというのは、本当に快適です。有線方式にはもう戻れないかも(笑

無線接続方法を2種類(Light Speed と Bluetooth)から選択できる

USB無線機が必要だが高性能な Light Speed 方式と、Bluetooth対応PCなら簡単に接続可能なBluetooth方式の両方に対応しているのは、大きな魅力です。

特にパソコンが複数台あるかたや、在宅勤務等で家のPCと会社のPCを併用している人には、泣きたくなるくらいうれしい機能です。メインPCは高速な Light Speed で、もう1台は Bluetooth でと、USBケーブルの抜き差し無しに、1台のマウスで操作できるのは魅力的です。

Light Speed だけ、 Bluetooth だけ、みたいに片方のみに対応しているモデルは多数あるんですが、両方に対応しているモデルって少ないんですよね、、、

無線接続なのに高速で安定している

無線マウスって、本来はゲームには適さないんですよね。遅延に関しては、やはり有線接続のほうが分があります。でもゲームでも Logicool のマウスなら、高速接続可能な Logicool 独自規格の Light Speed が選択できます。このおかげで、優先接続並みで高速安定して操作できるんですよね。

もう有線でも無線でも遜色無いレベルまできているので、有線式のケーブルでイライラしながらゲームするより、無線マウス使ったほうが幸せになれると思うんですよね。

ワイヤレスゲーミングマウスの中では安価

安価なワイヤレスマウス、安価な有線ゲーミングマウスは世の中に存在してるんですが、当然のことではあるんですが、安価でゲームができるワイヤレスマウスって殆ど存在してないんですよね。

その点、 G603 なら実売5800円 (2020/12/05時点 Amazon価格)と、ワイヤレスゲーミングマウスの中では安価で買いやすい価格設定になってます。

簿妙な点

電力供給が単三電池

ここは好みですが、電源がバッテリーではなく単三乾電池なんですよね。一般的に、単三電池のモデルよりも、バッテリーモデルのほうが軽いことが多いです。単三電池は軽いといっても、それでもそれなりの重量がありますから。これは好みですが、一般的にマウスは軽いほうがいい場合が多いです。

見方をかえれば、バッテリーも出でるは定期的に充電しないといけないけど、電池タイプならサクッと交換するだけで済むのは、メリットかもしれません。

もう少しお金を出すだけで上位モデルが購入できる

同じく Logicool の上位モデル(ワイヤレス無線マウス G703h)が、実売7900円 (2020/12/05時点 Amazon価格)で買えちゃうんですよね。この G703h は G603 と殆ど同じ形状ですが、上位モデルらしく多数の改良がなされています。

大きな点としては以下の3つになります。

  1. 電源変更(G603 単三電池に対し、G703h 充電式バッテリー)
  2. 軽量化 (G603+単3乾電池x2 136gに対し、G703h は95g)
  3. センサー性能向上(G603 HERO 12K に対し、G703h HERO 25K)

G603 は実売5800円 (2020/12/05時点 Amazon価格)なので、プラス2000円だけでこんなに魅力的なマウスが買えちゃうわけです。

総評

G603をおすすめしたい方

  1. 安価なワイヤレスゲーミングマウスが欲しい方
  2. ゲームはしないが高性能で持ちやすいマウスが欲しい方
  3. エネループ等の充電式電池をもっている方(バッテリーモデルよりも安価なので)
  4. 1台のマウスで、パソコン2台を操作したい方

上位モデルを選択したほうが良い方

  1. FPS等の激しいゲームをプレイする方(上位モデルよりもセンサーが劣る)
  2. 電池交換が嫌な方(バッテリー搭載モデルを選ぶべき)

所管

10年ぶりにマウスを買い換えましたが、素晴らしい出来でとても満足しています!あとはこれから分かってくることですが、耐久性だけですね~。今まで使ってた Logicool G500 みたいに、10年くらいもってくれると嬉しいんですが!

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