カメラ:マニュアルで撮影を続けて分かった魅力

カメラ
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はじめに

数年前にカメラを買った当初は何も考えずにオートモードで撮影していました。でのその後マニュアルモードを触る機会があり、カメラで撮影することの楽しさを知り、カメラがどんどん好きになっていきました。

マニュアル撮影を続け感じた事を徒然と書いてみたいと思います。

魅力

単純にマニュアルで撮るのが楽しい

もう単純にして最大の魅力なんですが、楽しいからマニュアルで設定してます。マニュアル撮影を続けているうちに、明るさ、絞り、シャッター速度等を自分で考えて、自分で操作する事が楽しくなってきます。

例えるならMT(マニュアル)の車を運転してるイメージでしょうか。走るだけならAT(オートマ)が楽で快適なですが、でもそうじゃなくて、マニュアルで自分で操作するから楽しいんです。

はじめは操作に馴れずに戸惑う事も多いと思いますが、続けるうちに好きになると思います。趣味だからこそ、効率は度外視で好きなように撮るのも良いと思います。

表現したい内容に応じた設定にできる

たとえば写真を撮っていて

  • もっと背景をぼかして被写体を浮かび上がらせたい、
  • 画面全体にピントを合わせてバチっとした写真にしたい
  • 海の飛沫を荒々しく表現したい、川の表面を滑らかにしたい
  • モータースポーツ等で迫力が出るように流し撮りをしたい

って思う事はないでしょうか? ボケ量をコントロールしたいなら絞り値を、水を滑らかにしたいならばシャッタースピードを、コントロールする必要があります。

最近のカメラは賢いので機械が自動で判断して、最適とは言わないまでも、大体の場合には良い設定で綺麗に撮ってくれることが多いです。でもそれはカメラに内蔵されたコンピューターが条件分岐で算出した値、つまり「綺麗に映る設定」であって、決して「撮影者が表現したい写真になる設定」ではないのです。

だから、記録では無く作品を作りたいには、自分で考え、自分で操作して、自分が望む作品にしていく必要があります。

場面や被写体の特性に応じた設定にできる

環境や風景は千差万別で、世界には無限の場面があります。だからその場面に応じた設定といったものが存在しています。

昼間の屋外ならば十分に考量があるため、オートモードでもそんなにシビアに考える必要はないかもしれません。でもオートモード(機械)は完璧ではないため、光量が足りない環境で撮るときには、自分で最適な設定を選択しないとうまく撮れない事が多々あります。

構図を考える時間が生まれる

オートだとピント合わせてシャッターボタン押してお終い、となるわけですが、マニュアルだとそうはいきません。

オートの時とは異なり、撮る前に明るさは十分か、シャッター速度は足りているか、絞りは適切か、等々、様々な事を一呼吸置いて確認する必要があります。でもこの僅かな間が凄く大事で、一呼吸置いてから撮影する事で、何を表現したいのか、この風景のどこが良いのか、構図は適切か、色々な事を考える事が出来るようになりました。

デジタルカメラでは気楽にシャッターをきれる事が大きな魅力の一つではあります。でも写真を楽しむという事に於いては「敢えて一枚一枚神経に撮る」という事も、有りだと思うのです。

設定を固定できる(Raw現像が楽になる)

これ、単純なようでめっちゃ大事なんですよね。明るさが固定出来ていると、後で一括でRaw現像するときにめちゃ楽なんですよ。

例えばポートレートを撮ったとき、もし明るさがバラバラだと、1枚1枚画像をみながら最適な設定する必要があります。数枚~数十枚ならまだ何とかなるかもしれませんが、これが数百枚となると、気が遠くなってきます。

それも露出だけならともかく、トーン(明部や暗部)事に設定行わないといけないら、絶望すら感じる事になると思います。(自分は絶望しました、、、)

でも明るさを固定しておけば、1枚の写真で設定して他の写真は設定をコピペする事で、ベースの設定が完了してしまいます。もちろん詰めた設定をするときには、更にその場面や被写体に応じた設定を詰めていく必要があるわけですが、ベースの設定が出来ているだけでも、手間が全然違ってきます。

設定を固定できる(意図せぬ設定値の変動によるミスが減る)

自分はたまに手抜きしてオートで撮る事もあるんですが、家に帰って写真を見返してみたら、ブレブレの写真になっていた、って事が多々あります。

大丈夫だと思っていたが、思ってた以上にシャッター速度が下がってる事に気が付かず、いつも通りの気分でフランクに撮ってブレていたんですね。

これを防ぐにはF値かISOを上げる必要があるわけで、それもできないなら広角レンズに変えるとか、それも無理なら三脚やフラッシュを使うとか、色々考えられます。

でもオートだから、そんな細かいところをみてないんですよ。何故なら大体の場合はオートでも綺麗に撮ってくれるんですから。でも偶に、致命的なミスになって家で後悔する事になります。それなら自分で設定して、間違いないと思える設定で撮った方が精神衛生上良いと思います。

気になる点

急な設定変更が出来ない

マニュアル撮影で設定を早く変えるのって意外と難しいんですよね。馴れるとかなり早くはなりますが、それでもゼロとはいえませんし。

例えばですが、順光側にいるAさんを撮っていたけど、急遽反対側(逆光側)にいるBさんを撮りたくなったとき、光量が大きく変わるのでカメラの設定も大きく変える必要があります。

これが大人なら多少待ってもらう事もできるかもしれませんが、動きの速い子供なら悠長な事は言ってられませんし、もたもたしてる間に大事な場面を逃してしまいます。

そういう場合にはあきらめてシャッター優先モードか、もしくはいっそオートモードで撮るのが安牌だと思われます。これなら明るさは機械が自動で設定してくれるので、ベストではないかもしれませんが、ベターな結果は残せます。気に入らなかったら後からRaw現像で調整したらいいんです。

片手に荷物を持っているときに困る

アウトドアだったり子供がいるとわかるんですが、片手が荷物で塞がれている場合が多々あります。カメラといいうものは本来、両手でしっかり持ってブレないように撮るものですが、そういってられず片手の場合もそこそこあります。

そんなときマニュアル撮影だと、片手で設定を設定を変える事が出来ません。なぜなら操作ダイヤルがカメラ上部の右側(右手側)と(左手側)の両方に存在しているからです。(※カメラにもよります)

だからそんなときは、諦めてオート撮影の方が良いと思ってます。だって写真を撮ることが出来なければ意味が無いんですから。

マニュアル撮影出来ない機種でストレスがたまる

一眼レフやミラーレスの中級モデル~上級モデルになってくると、マニュアル撮影が容易にできるように、カメラ上部に操作ダイヤル(物理ダイヤル)が多数付いている事が殆どです。

でも入門モデルやコンデジになってくると、そういった物理ダイヤルは省かれる傾向にあります。それでも一応はマニュアル撮影は出来るのですが、一々設定画面を開いて、操作して、戻して、、、っと、かなりの手間で常用できるものではありません。

そうなると必然的にオートで撮る事になるのですが、これが結構ストレスが溜まります。自分が考える最良の設定で撮れないもどかしさでストレスになったりします。

所感

カメラってオートでもいいんですけど、でも、マニュアル撮影をつかうと、更に楽しくなるような気がしてます。

はじめはなんて面倒なんだと思うけど、やってるうちに早く設定できるようになって、気が付けば自然に操作できるようになって、で、楽しくなってきます。

あっ、もちろんオートをけなしている訳じゃないので注意してくださいね。気楽にオートで撮るってのもありだと思います。だって趣味なんですから、最終的には好きなように撮ればいいんです!

みなさま素敵なカメラライフをお過ごしください!

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