前置き
唐突ですがマザーボードのM.2 SSDスロットが足りなくなりました。
というのもPC新調にあたり導入したマザーボードがMicro-ATXでして、ATXマザーボードと比較してM.2スロットの数が少ない次第です。
なお何故わざわざMicro-ATXにしたのかといいますと、GIGABYTE のマザーボード B850M AORUS ELITE WIFI7 ICE-P が「どうしても!」使いたかったからに他なりません。このマザーボードは本体やBIOS (UEFI)にGIGABYTE のイメージキャラが描かれた、近年では珍しくイメージキャラを前面に押し出した萌えモデルだったりします。
少し話が脱線しましたが、M.2 SSDスロット が足りなくなったため M.2 SSD NVMe to PCIe 変換ボード(変換アダプター)を購入してみました。このような製品のレビューは其処ら彼処に溢れており今更レビューするつもりはなかったのですが、少し特徴的なモデルを買ってみましたので今回レビューしてみることに。
特定用途でのみ刺さる製品で需要は少なめ(?)思いますが、よろしければご参考ください!
レビュー
GLOTRENDS PA16 の良い点/気になる点
良い点
- 特に高さ方向のサイズが非常にコンパクトであるため、2段目のPCIe x 16スロットに刺してもGPUの冷却性能に影響を与えづらい。
- PCIブラケットが存在しないタイプであり、また本体が非常にコンパクトであるためマザーボードに刺しても目立たない(最近のPCケースは内部が見えるモデルが多く、気を遣う場合あり)。
- PCIブラケットが存在しないタイプであるため、M.2 SSDを頻繁に交換する場合に非常に楽
- 安価(1,699円 2026/02現在 Amazon価格)であるにも関わらず、内容が充実(基板本体/ヒートシンク/各種ねじ/高さ調節用スペーサー/精密ドライバー/熱伝導シート)しており、また性能も十分。
- (上記と少しかぶりますが)アルミ製のヒートシンクが付属している(冷却能力の向上)。
- ヒートシンクで基板全面が隠れており、安っぽく見えない。
気になる点
- 端子の物理サイズは PCIe x16レーン だが、データ転送規格は PCIe x4レーンまで(ただしx4レーンでも十分に高速であり、実用上の問題はほぼない)。
- PCIe x16レーンを使い切っている場合は利用できない(VGA+キャプチャカードの構成、など)
購入モデルのスペックと特徴
まず初めに簡単なスペック紹介をいたします。特徴的な部分は後で説明するとしまして、詳細は以下をご確認ください。
| メーカー | GLOTRENDS |
| 型番 | PA16 |
| 対応SSDサイズ | M.2 2230, 2242, 2260, 2280, 22110 |
| SSD搭載可能枚数 | 最大1枚 |
| 端子 | PCIe x 16 |
| データ転送規格 | PCIe4.0 x 4 (端子自体はx16だが帯域はx4) |
| 帯域 | 8GB/s |
| PCIブラケット | なし(不使用) |
| 備考 | 物理的な端子サイズはx16だが、データ転送規格はx4まで |
まず一番のポイントとしては、なんとこちらの品番(GLOTRENDS PA16)は「PCIブラケットがない」タイプになります。拡張カードといえば大抵の場合はPCIブラケットが存在し、またPCIブラケットでねじ止め固定をします。しかしこの品番は「PCIe x 16スロットに差し込むだけ」という非常に簡単に取り付けができます。
当然ですが殆どの M.2 SSD – PCIe 変換カードはPCIブラケットが存在する製品になります。したがってPCIブラケットが存在しないタイプを選択する場合は、選択肢が殆どありません。
なおPCIブラケットが無いことで固定面の心配があるかもしれませんが、多少振動したとしても緩んで抜けることは絶対に無いであろうくらいに、マザーボードにしっかりと固定できました。
また、GLOTRENDS PA16はサイズ(特に高さ)が低く、また軽量であるため、マザーボード側PCIeスロットへの負荷も恐らく殆ど無い程度かと思います。
ちなみにこちらの品番、 PCIe端子自体はx16レーンですが、データ転送帯域はx4レーンになっています。実用上は データ転送帯域 x4レーンで全く問題ないと思いますが、何らかのx16レーンが必要な場合はご注意ください。
開封
早速ですが開封です。外装はコンパクトながらもしっかりとした箱で梱包されています。なお今回はAmazonで購入しましたが、海外輸入品でたまにある「外装がボコボコになっている」ようなこともなく非常に綺麗です。

本体と付属品は以下で全てになります。箱には「基板本体/ヒートシンク/各種ねじ/スタッド/精密ドライバー/熱伝導シート」が入っており、1,699円(Amazon価格 2026/02現在)とは思えないほど沢山のパーツや工具が入っています。

こちらがM.2 SSDを取り付ける基板本体とヒートシンクです。

こちらのスタッド(黄金色)とネジ(黒)使用して、M.2 SSDを基板に固定します。

GLOTRENDS A16 のサイズ感
2280サイズ(デスクトップPCで使用頻度が一番高いスタンダードなサイズ)のM.2 SSDと、GLOTRENDS A16の基板を並べてみました。最大でM.2 22110サイズのSSDまで取り付け可能です。
なお通常利用では2280サイズ以外を取り付けることはほぼ無いでしょうが、いろんなサイズに対応していること自体は良いことで安心感があります。

取り付け(M.2 SSD を GLOTRENDS A16に)
①表側から2280 部分の穴にスタッドをおきます。

②スタッドを基板裏側からねじ止めします(以下写真の中央左側の黒いネジです)。こうしないとスペーサーが落ちてしまいますからねじ止め必須です。

③そのあとは表側のM.2スロットにM.2 SSDを刺して、熱伝導シートを置いて、ヒートシンクをねじ止めで取り付けて完成です! (すいません、完成形の写真を撮り忘れてました・・・!)
取付(GLOTRENDS A16をPCに)
M.2 SSDを取り付けたGLOTRENDS A16をPCマザーボードに取り付けます!
こちらは Micro ATX マザーボードの PCIe x 16 端子です。

今回は下段のPCIe x 16 に差し込みます。
GLOTRENDS A16 がコンパクトなので目立たないですね、完璧です!
なおよろしれば、取り付けた際のサイズ感などの参考にしてください。

最後に
そんなわけで GLOTRENDS の PA16 でした。
「GLOTRENDS PA16 の良い点/気になる点」に書いた通り、人を選ぶかもしれませんが、個人的にはドンピシャの商品でした。
「M.2 SSD NVMe – PCIe 変換アダプタ」は世間に多数あれど、「固定にPCIブラケットを使わないタイプ」はかなり稀です。地味ながらも非常に気に入った製品なのでこれからも長く販売してほしいですね~
P.S. 本当はベンチマーク結果も書こうと思いましたが、「M.2 SSD NVMe – PCIe4.0X4 変換アダプタ」のベンチ結果は周りのブログに溢れているため、今回は割愛します。とはいえ、時間があれば自分でもベンチしてみたいところ・・・

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